発言あり
21世紀の保健医療—生命尊重の行政,他
太田 祖電
pp.1-3
発行日 1988年1月15日
Published Date 1988/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401207592
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
故深沢晟雄沢内村長(岩手県)は,昭和36年第二期目の村長になるや,「生命尊重の行政」を政治スローガンにした.日本医師会の武見太郎先生や勝沼晴雄先生の指導の下に,加藤邦夫沢内病院長と共に,住民の生命を守ることが行政の基本であると叫び続けた.さらには,「住民の命を守るために,私の命をかけよう」と村議会において宣言した.
与えられた人間の命が完全に燃焼しつくすためには,健康増進,予防,検診,治療,社会復帰の五つの包括医療が,地域医療として実践されなければならない.
Copyright © 1988, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.