日本列島
エイズ講演会—岐阜
井口 恒男
1
1岐阜県衛生環境部
pp.562
発行日 1987年8月15日
Published Date 1987/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401207521
- 有料閲覧
- 文献概要
米国や中央アフリカでは爆発的発生ともいえるエイズは,わが国においても連日,日刊紙他マスコミを賑わしている.有効な薬剤や免疫学的予防治療策のない現在,感染防止策しかなく,関係者をはじめ一般市民がエイズを正しく理解し,感染しないよう行動することが唯一の策のようである.
岐阜県では,62年2月に,保健所医師,保健婦,臨床検査技師など100数十名の衛生行政関係者を対象に,鳥取大栗村教授,順天堂大松本講師による研修会を実施した.また,4月上旬には県医師会と共催で,診療従事医師を対象として,栗村教授,塩川順天堂大名誉教授(エイズサーベイランス委員長)による研修会を県医師会館ホールで実施した.400人以上が参加し超満員となり,従来の講演会にはみられない関心の高さであった.
Copyright © 1987, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.