日本列島
I(愛)ホスピタル研究会—岐阜
井口 恒男
1
1岐阜県衛生環境部
pp.597
発行日 1988年9月15日
Published Date 1988/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401207767
- 有料閲覧
- 文献概要
高齢化や疾病構造の変化,さらに医療機器の高度化は,専門分化や医療費の増嵩を来しており,昭和60年には医療法が改正され,各県において地域医療計画が策定されつつある.このような医療環境下で,病院や診療所では,医療内容やサービスの向上をはかりながら,経営の合理化の強化が要求されている.他方,情報化,コンピュータ化の波は一般分野のみならず医療の分野においても急速に進んでおり,インテリジェント・シティ,インテリジェント・ビル,インテリジェント・ホスピタル等,総合化・頭脳化した情報処理システムが進展しつつある.
現状では医療機関のインテリジェント化や地域の医療機関群としてのインテリジェント化(地域医療情報システム)は端緒にあり,検討すべき課題が山積しているように思われる.
Copyright © 1988, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.