調査報告
静岡県富士川流域の日本住血吸虫症の調査成績
佐野 基人
1
,
寺田 護
1
,
記野 秀人
1
,
松下 寛
2
,
豊川 秀治
2
,
大堀 兼男
2
,
寺島 綾子
2
,
時田 源一
3
,
大枝 十兵衛
4
Motohito SANO
1
,
Mamoru TERADA
1
,
Hideto KINO
1
,
Hiroshi MATSUSHITA
2
,
Hideharu TOYOKAWA
2
,
Kaneo OHORI
2
,
Ayako TERASHIMA
2
,
Genichi TOKITA
3
,
Jyubē OHEDA
4
1浜松医科大学寄生虫学教室
2浜松医科大学公衆衛生学教室
3時田医院
4静岡県富士宮保健所
pp.349-351
発行日 1986年5月15日
Published Date 1986/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401207266
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●はじめに
静岡県富士川流域の日本住血吸虫症(日虫症)は古く大正初期の1914(大正3)年に,駿東郡と富士郡にまたがる浮島地方においてすでにその分布が知られていた.
1958年前後には,新たに富士川流域の富士川町で,上流の甲府盆地と共に本症の流行分布が確認され,当流域は再び注目を集めることになった.
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