レポート
高齢化社会の健康問題(2)—高齢化に関する日米国際会議
小泉 明
,
森本 兼曩
1
,
熊谷 文枝
2
,
小川 直宏
3
,
松本 信雄
4
1東京大学医学部公衆衛生学
2国際大学大学院国際関係学研究科
3日本大学人口研究所研究部
4東京慈恵会医科大学衛生学
pp.629-638
発行日 1985年9月15日
Published Date 1985/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401207116
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
●はじめに
本分科会はDr. J. Beck(UCLA)と重松逸造博士(広島放影研)を座長とし,討議のレポートはDr. A. Kagan(広島放影研),及び森本兼嚢(東大)により,また,討議の中心となる報告はDr. L. White(NIH),及び吉川政已博士(東京警察病院)により行われた.この分科会の討議は籏野脩一博士(公衆衛生院),長谷川和夫博士(聖マリ大),松本信雄博士(慈恵医大),Dr. D. Ross(Kuakini Medical center),Dr. J. Vogel(Kuakini Medical Center),西川滇八博士(日大)の参加によって行われた.
さて,討議の内容は大きく三つに分けられる.それは,(1)痴呆に関する諸問題(主としてAlzheimer症に関する問題),(2)老人性疾患における新しい疾病分類に関する問題,並びに(3)Osteoporosisに関連する問題である.
Copyright © 1985, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.