講座 社会福祉協議会と地域保健・3
ひとり暮し老人の会と保健福祉サービス
佐藤 貞良
1
Sadayoshi SATOH
1
1大阪府社会福祉協議会
pp.371-376
発行日 1984年5月15日
Published Date 1984/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401206868
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
■はじめに
大阪府下(大阪市内を除く)におけるひとり暮し老人の会(以下「会」という)の結成状況は,59年1月現在,44である.おおむね小学校区の区域を「会」の単位としている.府下の全小学校区に占める「会」の結成率は9%にすぎない.52年3月に京都の宇治市で全国初の「会」が結成されたのに啓発されて,大阪では,53年1月から「会」の結成が始まった.
府社協としては,①会則をもち,②会費を徴収し,③役員体制をもっている--の3点を満たしていなければ「会」としては認めないという「会」の結成基準を示している.ある市の社協では,これに,④定例会を開催していることをつけ加えている.集まって会食しているだけ,お世話されているだけでは「会」とはいえないということをはっきりさせていかねばならないからである.
Copyright © 1984, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.