特集 糖尿病—臨床から公衆衛生へ
糖尿病の疫学
方波見 重兵衛
1
Zyubei KATABAMI
1
1国立公衆衛生院衛生統計学部
pp.235-242
発行日 1984年4月15日
Published Date 1984/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401206844
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■はじめに
糖尿病を集団として把握する資料としては死亡統計が重要であり,規模が最も大きいものである.
しかし死亡統計は原死因のみによる情報であって,二次死因は考慮されない.また死亡票に糖尿病の記載洩れもあろうし,自覚症の少ない高齢者の糖尿病も多いことから,診断されず死亡することもあろう.以上,死亡統計には欠点がみられる.
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