調査報告
乳幼児を持つ既婚勤労婦人の保健行動と母と子の健康状態に関する調査
岸 玲子
1
,
我妻 千鶴
1
,
板東 香苗
1
,
黒田 雅子
1
,
斎藤 丹羽子
1
,
御村 光子
1
,
仲田 なぎさ
1
,
長谷川 格
1
,
浜松 美穂
1
,
浜田 幸恵
1
,
三宅 浩次
1
Reiko KISHI
1
1札幌医科大学公衆衛生学教室
pp.354-359
発行日 1982年5月15日
Published Date 1982/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401206527
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労働力人口に占める勤労婦人の割合は年々増加し,昭和54年には38.6%を占めた.そのうち既婚者は869万人で,婦人雇用者総数の66.8%に達している1).また厚生省の保育需要実態調査によれば,学齢前児童の父母の34%が共働きであるという2).子供を産み育てながらも働き続ける婦人が非常に増えているといえる.
しかし,これまで,勤労婦人の産科学的問題(妊娠・分娩・産褥に及ぼす影響)についての報告は多くみられるものの,既婚の勤労婦人とその子供の健康や保健管理上の問題についての報告はほとんどみられない.
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