資料
パラチフスB発生にともなう食品取り扱い者のサルモネラ保菌の実態について
渡辺 周一
1
,
長谷川 孝明
1
,
武藤 銀治郎
1
,
栗山 秀雄
1
,
後藤 喜一
2
Shuichi WATANABE
1
,
Takaaki HASEGAWA
1
,
Ginjiro MUTO
1
,
Hideo KURIYAMA
1
,
Kiichi GOTO
2
1岐阜県郡上保健所
2岐阜県衛生研究所
pp.901-905
発行日 1981年11月15日
Published Date 1981/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401206430
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昭和54年6月〜8月にわたり,郡上郡S町およびY村に保菌者を含め10名のパラチフスB菌排泄者をみたが,とくにS町では5名の患者の発生があった.このためS町,Y村に対し防疫対策の一環として感染源調査,とくに食品取り扱い者とその家族について糞便による保菌者検索を実施したところ,平常時の検便に比し比較的多数のサルモネラ菌保有者および2名のパラチフスB菌の保菌者が発見された.この現状に食品衛生の観点から種々の考察を加えた結果について報告する.
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