大学とフィールド
夏休みを利用しての地域保健教育—〈自治医科大学〉
柳川 洋
1
,
菊地 浩
1
Hiroshi YANAGAWA
1
,
Hiroshi KIKUCHI
1
1自治医科大学公衆衛生学
pp.650-651
発行日 1981年8月15日
Published Date 1981/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401206370
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●はじめに
自治医科大学が設立された昭和47年度から昭和55年度までに既に9回にわたり,夏休みを利用してフィールドにおける地域保健実習が実施されてきた.
自治医科大学は地域社会の医療の確保と向上および地域の住民福祉の増進を図るために,高度な医療能力を有する臨床医を養成することを目的として,全国の都道府県が共同して設立した医科大学である.したがって,本学の学生は卒業後,地域の医療の向上をめざした保健医療活動に従事することになるので,在学中からそのような役割を果たす医師としての基本的な態度を養うと同時に僻地における保健医療の実際と問題点に関心を持たせる必要がある.
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