講座 臨床から公衆衛生へ
腸チフス
村田 三紗子
1
,
斎藤 誠
1
1東京都立墨東病院感染症科
pp.656-657
発行日 1980年9月15日
Published Date 1980/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401206160
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腸チフスは,経口感染したチフス菌が腸管のリンパ組織に病変を起こさせ,増殖して血流により全身に運ばれる全身性感染症である.臨床的には長期におよぶ発熱が主症状であり,伝染病予防法による法定伝染病の一つである.診断した医師は直ちに,診定地の保健所長に患者発生を届け出る義務がある.
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