日本列島
1,051名の食中毒患者発生—沖縄
伊波 茂雄
1
1沖縄県環境保健部
pp.585
発行日 1980年8月15日
Published Date 1980/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401206141
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昭和55年4月9日午後11時頃から翌10日午後3時頃にかけて,沖縄本島中部および南部の小学校,中学校の児童生徒から食中毒患者が発生した旨,中南部地域所轄の3保健所に対し,それぞれ届出があった.患者は11日,12日と増え続けた.県は12日環境保健部に対策本部を設置して調査を開始した.その結果,次のことが明らかになった.
①食中毒の症状は腹痛が最も多く,嘔吐,発熱,下痢,頭痛などがみられる.軽症者が大部分で,数名の入院者がいる.
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