随想
亡き母と医を思う
園田 真人
1,2
1北九州市環境衛生研究所
2北九州市戸畑保健所
pp.267
発行日 1980年4月15日
Published Date 1980/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401206064
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桜のたよりを聞くころになると,嬉しいたよりと悲しいたよりが交々に訪れてくる.Aさんは,国立大学に合格したそうな,Bさんは,また浪人だそうな,などというニュースである.
大学進学によって,その人の一生が決められてしまうのをみると,世のさだめとはいえ,本人はもとより,家族の心痛ははかり知れないものがある.そして,20数年も昔の私の試験のことを思い出すのである.
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