保健・医療と福祉
精神障害者の社会復帰をめざして—愛知県立城山病院での経験
垂石 啓芳
1
1山形県立中央病院
pp.58-59
発行日 1980年1月15日
Published Date 1980/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401206012
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はじめに■
昭和41年4月,愛知県立城山病院にPSWとして勤務した私は,今年の3月,同病院を退職するまでの13年間,特に慢性分裂病患者の社会復帰活動に取り組んできた.この間,精神障害者の社会復帰は,精神医療を取り巻く社会的環境およびスタッフの充実と努力に大きく左右されることを痛感した.以下,これまでの経過を振り返ってみたい.
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