特集 市町村保健計画の実際
市町村保健計画と組織論
佐久間 淳
1
1帝京大学医療社会学(公衆衛生学教室)
pp.642-646
発行日 1978年10月15日
Published Date 1978/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401205692
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まえがき
この10年近く,首都圏の県や中都市をはじめ,沖縄県,福島県の農村,君津市の山間部などの地域保健計画や"住民の健康づくり活動"に関係してきた.この中から千葉県習志野市(現在人口12万人余,将来推定人口約20万人)の事例を中心にふれてみたい.なお,本稿が「市町村保健計画と組織論」というテーマであるが,この分野における現状では,組織論が他の進んだ分野,たとえば大企業における組織化の水準などと同等には論じられない.したがって,いかに組織化していくかについて,不十分ではあるがコミュニティ・オーガナイザー的立場における実践を踏まえながら述べることにしたい.
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