特集 生涯教育
公衆衛生従事者に対する生涯教育の媒体
山本 幹夫
1
,
寺尾 浩明
1
1帝京大学・公衆衛生学教室
pp.676-678
発行日 1977年10月15日
Published Date 1977/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401205475
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一生の問題としての健康教育■
公衆衛生従事者の第一の使命は,地域の住民の総合保健に対する専門的指導者としての任を果たすことである.健康管理は,一生の問題としてとらえる必要がある.健康管理が一生の問題なら,健康教育も一生の問題として考えていかなければなるまい.
人の一生の健康は,自分の責任のもとで自らが守るべきもので,だれかれの責任に帰すべきものでないから,健康を守ることに対して,①自分の意思を明確にし,②正しい知識を受け入れ,③自分がそれを実現する態度や習慣,技能といったものを身につけさせなければならない.これらに対する人々の努力には,公衆衛生従事者は不断の力を貸す必要がある.
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