特集 地域保健医療計画の実際
地域保健医療計画におけるラボラトリーサービス計画
高橋 武夫
1
1神奈川県衛生研究所
pp.67-73
発行日 1977年1月15日
Published Date 1977/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401205328
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はじめに
地域保健医療計画については,その動向,課題,組織,運営等に関して,橋本1)2),福渡2),松本2),杉田2),その他多くの人々によって種々論じられているが,ここでは,その計画の中におけるラボラトリーサービス計画について述べることとする.
保健医療における試験検査業務は,通常衛生検査といわれ,臨床検査と公衆衛生検査に分けられる.それぞれの検査は,検体検査と生体検査(生理学的検査,検診)に分けられ,また公衆衛生検査は,対人関係検査と環境衛生検査に分けて考えられる.ラボラトリーサービスを字義どおり解釈すると,多くは検体検査に属すると考えられるが,一部は生体検査も入り得るであろう.本論文では,主として検体検査を考えることとし,論述の都合で,若干生体検査に関しても触れることとしたい.
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