特集 第15回社会医学研究会
要望課題Ⅱ
国民の健康を守る運動における学習方法とその効果
大橋 邦和
1
,
南雲 清
2
,
五島 正規
3
1名古屋大学公衆衛生学教室
2代々木病院内科
3岡山大学衛生学教室
pp.664-671
発行日 1974年12月15日
Published Date 1974/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401204928
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地域の住民・労働者・農民は,いのちと健康をまもるとりくみの中で,自らのおかれている生活や労働の実態を科学的にとらえ,いのちと健康についての認識を,被害の後追いからのみならず,予測によって深めていくための創意にみちた学習の資料を,8ミリ,スライド,パンフ,ちらしなどの形でつくりあげてきました.そうした努力をみのらせていく上で,多くの分野の教師,科学技術者などが,学問の成果を活用して協力し,その活動の中から,新しい学問の内容を育ててきました.こうしてつくりあげられた宣伝,学習の教材をもちより,その作成の経過,内容などを討議し,卒直に評価し,いのちと健康をまもるための科学的な認識をよりいっそう深めていく方法についての検討ができるように,上記のテーマをもうけました.実物を映写あるいは展示し,説明を加え討議評価し,資料交換も同時におこないます.
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