論稿
神経疾患患者に対する在宅医療の必要性
川村 佐和子
1
,
鈴木 正子
1
,
中島 初惠
1
1東京都立府中病院神経内科医療相談室
pp.63-66
発行日 1974年1月15日
Published Date 1974/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401204795
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神経疾患患者に対する医療相談業務の中で当面する問題の1つに「入院希望が満たされない」という問題がある.
患者が入院によせる期待はもちろん「治癒」であり,「病状改善」であるが,致命率が高い筋萎縮性側索硬症(以後ALSと略す)や進行性筋ジストロフィー症ドシャンヌ型(以後PMD《D型》と略す)の患者およびその家族からは「予測される末期症状に対して専門医療を尽してほしい」という希望も強い.
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