対談
医療と法
唄 孝一
1
,
西 三郎
2
1東京都立大学法学部
2国立公衆衛生院
pp.622-630
発行日 1973年9月15日
Published Date 1973/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401204725
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医療と法についての多くの論議は,医療事故をめぐる医師と,患者の代理人である法律家との間に交されるだけだったと思われる.現在,国の医療政策の基本を,患者の治療から包括医療ないし総合保健へと転換しようとしている.そこで,人間の生存に係わり,患者(国民)と医師の信頼関係の上に成り立っている医療を,法律家の視点から「医療と法」と題してお話しいただいた.公衆衛生従事者にとり,患者(国民)の医療に対する権利・意思の尊重についての論議の発端になればと思う.
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