資料
ある発生のパターンをとる腸チフス広域流行の分析と考察
腸チフス中央調査委員会
pp.459-463
発行日 1972年7月15日
Published Date 1972/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401204511
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腸チフスはわが国においては元来散発あるいは局所的に多発,流行を起こす疾患である.家族に集積し,学校に発生し,ある店舗を中心にしてその周囲,周辺に患者の多発を見る.そしてまれに一町,一市に若干の患者が散布する.
近年衛生環境の改善に伴い,腸チフスの患者が多発集積する場合は概して共通経路感染である.その共通経路がかなり拡大するときには時として全国的に広範な患者の多発を見ることがある.
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