研究所総点検
大阪府立公衆衛生研究所
古野 秀雄
pp.188-189
発行日 1972年3月15日
Published Date 1972/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401204443
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沿 革
大阪府では行政目的の衛生学的試験検査の体制がはじめてできたのは明治13年のことで,同年12月各府県警察部に衛生課が創設された時に,行政上必要な細菌検査などを処理する検査室を同課に設置されたのが始まりである.降って昭和21年衛生部の創設によって翌22年5月同部の所管に府立細菌検査所なるものが設置され従来の業務を引継いできた.
昭和24年,地方庁の衛生試験研究機関を整備するよう厚生省三局長からの通牒にもとづき,同年10月10日この検査所を主体に臨床検査,血清検査,獣疫,食品衛生などの部門を整備して府立衛生研究所が設けられ,27年には製品,水,医薬品などの検査を担当する化学試験課を増設,いわゆる地方衛研として,行政目的の試験検査とともに,公衆衛生上の諸問題に関する調査研究も行なわれてきた.
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