抄録
公衆衛生における人材養成の危機対策
白石 陽治
1
1日大公衆衛生学教室
pp.482
発行日 1969年8月15日
Published Date 1969/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401203935
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従来,医師は1人で看護婦の仕事もあわせ行なえたが,これからは医師ひとりでできる仕事の範囲は限られ,看護婦その他の介助者の手を借りて,種々の環境に注意し,かつ複雑な計器類をも利用しなければならなくなっていく.
個人的な問題からは離れていた公衆衛生ももっと患者個人に接近していき,疾病に重点をおいた今までに比して,疾病よりもむしろ社会的立場が健康水準に密接に関連していることとして理解されていくようになるであろう.
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