学会印象記 第17回日本農村医学会
研究者の情熱があふれていた発表
鈴木 功
1
1神奈川県厚木保健所
pp.101
発行日 1969年2月15日
Published Date 1969/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401203822
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ほとんど風のない秋晴れの好天続きに恵まれて,第17回の日本農村医学会は10月19,20日の2日間,山口県小郡町で開かれた.会場は県農協会館,小郡駅から歩いて15分ぐらいの国道2号線を横切った小高い丘の上の,なかなかデラックスな建物である.国道から折れて,並木の植わっただらだら坂をしばらく登った建物の前庭が芝生で広くとられ,そこから一望のもとに見おろせる静かな小郡の町なみは,いかにも学会にふさわしい環境であった.建物のうしろに連なる山々の紅葉はまだ早い.
4階建の会館の4階の大ホールと3階の2部屋が会場に使われ,4階には広いロビー展示場,それにコーヒースタンドもあって,さして規模は大きくない本学会にふさわしい落ちついた雰囲気にあふれていた.
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