研究
肢体不自由児の栄養学的研究(第1報)
園田 真人
1
,
末安 桂子
2
1北九州市衛生局保健予防課
2九州女子大学家政学科栄養研究室
pp.287-289
発行日 1968年6月15日
Published Date 1968/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401203695
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はじめに
近代医学の発達と公衆衛生の向上にともない,ポリオ患者の減少傾向は著しい。しかしながら,脳性麻痺や交通事故などによる身体障害児童(以下肢体不自由児と記す)は増加する傾向にある。そこで,これら児童の進学,就職,収容施設などの問題点とあっまって,肢体不自由児対策がクローズアップされてきた。
これら児童の社会学的リハビリテーションなどの研究は,上記の社会的ニードにより,しだいに充実しつつあるが,肢体不自由児についての栄養学的調査は,まだ少ないようである。私たちは,肢体不自由児の対策に資するため,北九州市で実態調査,とくに栄養学的考察を行なったので,その結果を報告する。
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