特集 衛生教育
対談
学校保健指導の現状と問題点
佐藤 恒信
1
,
田能村 祐麒
2
1東洋大体育研究室
2東京板橋区立第4中学校
pp.245-254
発行日 1968年6月15日
Published Date 1968/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401203686
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衛生教育の実効をあげるためには,学校教育が基礎となり,そのうえに積み重ねられた社会教育とが一体となってはじめて可能となりましょう。佐藤先生には学校教育のなかの保健教育,保健管理の両面を含めた学校保健指導のありかたについて,一貫した指導・教育の必要性という観点から,今後のありかたを,現行の教科書・指導要領などにもふれながら問題の所在を明らかにしていただいた。そのさい,観念的な理論よりも現状に即して,現場の学校保健教育担当者がどう考え,どのような問題を抱えているかを話していただくなかから,問題の深さ,本質的な態度,技術を読者とともに考えようとの趣旨から,あえて対話の形にて全文を掲載いたします。
対話者は,東京都板橋区立第4中学校で,保健体育の教師として20年間のキャリアをもつベテランとして活躍ちゅうの田能村祐麒先生に登場していただき,資料の提供,苦心談など,忌憚のない意見を開陳していただきました。
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