厚生だより
水道の広域化
pp.228
発行日 1968年4月15日
Published Date 1968/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401203660
- 有料閲覧
- 文献概要
水道の整備は人間の健康を保持するための最も基本的な事項となっているが,わが国に近代的水道が作られるようになってから満80年を経た現在,やっと水道の普及率は70%を越えるに至った。この普及状況も,生活水準の向上などに伴い,とくにこの10年余の進展が著しく,昭和30年度末に32.2%であった普及率が,昭和41年度末には72.2%となった。しかし,この普及率の急速な伸びにもかかわらず,現在,幾多の問題を内包している。厚生大臣はこれの解決策を生活環境審議会に諮問したが,昭和41年8月,当審議会は,「水道の広域化方策と水道の経営特に経営方式に関する答申」を出した。この答申のうち,とくに広域化の面について概略を述べる。
Copyright © 1968, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.