特集 地域保健活動と国民健康保険
地域活動
各地にみる国保の地域保健へのとりくみ
足利市の場合
保健文化都市の躍進に陰の力
近藤 常次
1
1足利市役所保健課
pp.344-350
発行日 1967年6月15日
Published Date 1967/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401203475
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市勢の概要
当市は栃木県の最西南に位し,群馬県に境界を接し,北側はおおむね山地で,南側は平坦地である。その中を渡良瀬川が西から東に流れ,それに国鉄両毛線,国道50号線が並行して走り,人口15万余,古来から織物の生産に従事し,最近ではトリコット産業,機械工業などが主力となりつつある。農耕地は比較的少なく,わずかに南部地区に「いちご」「野菜」の出荷がある程度である。
市制施行は大正10年,その後近隣町村を逐次合併し,昭和37年の最終合併でそれまであった足利郡は姿を消し現在の足利市となった。これを保健行政の面から見ると,一市一保健所というきわめて例の少ない姿が出現したことになる。
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