随想 明日を担う公衆衛生
草分け
内田 靖子
1
1国立公衆衛生院衛生看護学部
pp.436
発行日 1966年8月15日
Published Date 1966/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401203310
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去年のちょうど今頃,鹿児島市山下保健所の重久房子婦長から「草分け」--鹿児島県の保健婦養成揺藍期--が送られてきた。彼女は昭和24年に桜島村の保健婦として就職して以来,保健婦として公衆衛生の道を一筋に歩みつづけてきた人であり,現在もよき指導者として保健所婦長の立場でよいお仕事を続けておられる。私の最も敬服している保健婦の一人である。
その重久さんが鹿児島の保健婦事業の発達に大きな足跡をこのされた荒巻イチ氏をしのび,また鹿児島県の保健婦の草分け時代を記録に残そうと思いたたれ,自費出版されたのがこの冊子である。
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