研究
巨大児(出生時体重4kg以上児)に関する研究
清水 寛
1
,
渡辺 清綱
2
,
大島 一良
3
,
窪田 英夫
3
,
栗原 久子
4
,
田中 富子
5
,
渡辺 チイ
6
,
笹井 安佐子
1
1東京都中野北保健所
2東京都目黒保健所
3東京都衛生局公衆衛生部
4東京都足立保健所
5東京都立広尾病院
6東京都小金井保健所
pp.595-603
発行日 1965年10月15日
Published Date 1965/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401203133
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緒言
出生児体重の大きいことと分娩障害との関係については,小西池1),三谷ら2),柴田ら3)の研究があるが,小児の精神的,身体的発達が出生時高体重であることによっていかなる影響をうけるかについてはほとんど研究されていない。われわれは東京都内16保健所において,出生票により出生時体重4kg以上の児(以下「4kg児」という)の全員について,母子手帳の調査,母親の問診,ならびに3歳児検診などの方法によって,出生時の状況および3歳時の精神的,身体的発達の状況を調査してこの問題を解明しようと考えた。主な調査項目は,1)出生頻度とその背景,2)出生時の状況,3)出生後の経過と3歳時の精神的,身体的発達,4)予後の問題などである。
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