研究・調査・報告
児の出生時体重予測に関する一考察
新道 幸恵
1
,
重弘 富美枝
2
,
田中 佳代子
2
1弘前大学医療技術短期大学部専攻科(助産学特別専攻)
2山口県立衛生看護学院保健婦助産婦科
pp.436-440
発行日 1977年7月25日
Published Date 1977/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205236
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1.はじめに
刻々にうつりかわる妊産婦を取扱う助産婦にとって,手軽に入手される情報をもとにして,できるだけ多くのことを予測してみることは極めて大切なことである。子宮内の胎児の大きさに関する予測は,その最たるものの1つである。
近年,子宮内胎児の大きさの予測に関しては超音波Bモード法による児頭大横径の計測が極めて優れているとされているが,それはそれとして,今回私たちは,どんな設備のない所で働く助産婦にも容易に情報を入手できる,母の身長,体重,子宮底長,腹囲などと児の体重との相関を検討してみた。
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