特集 社会医学(第4回社会医学研究会講演)
一般演題
神経科を標榜する一診療所のニード—第1報老年者の精神障害といわゆる神経痛とについて
山本 英子
1
,
山本 理平
1
1東京山本神経科内科
pp.560-561
発行日 1963年10月15日
Published Date 1963/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401202732
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神経科という名称は,世間には大体精神医学的なものと理解されているようであるが,慢性の骨,関節,筋,腱等,運動器疼痛が一般に「神経痛」としてよばれ,一方これら運動疾患の妥当な担当科目たる整形外科については,一般に理解がまだ不充分な現状では,これらの患者が,神経科医療機関にやってくることは当然予想される。
演者ら二人はそれぞれ,精神医学および整形外科等を専攻するものであるが,1959年から,東京都大田区で,神経科診療所を開設しており,1962年度の患者統計をそれぞれの専門科の見地から整理してみた。
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