第3回社会医学研究会講演:続
医療保険の統合をめぐる諸問題(シンポジウム)
関 悌四郎
1
,
近藤 文二
2
,
仲田 良夫
3
,
中村 正文
4
1大阪大学
2大阪市大
3健康保険連合会業務部
4神戸商大
pp.647-657
発行日 1962年12月15日
Published Date 1962/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401202601
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司会 現在のわが国の医療をめぐる問題の多くが医療保険の不統一に起因しているということはしばしば論じられているところであります。ところで医療保険の統合ということを考えるにあたつて,そこにどんな問題があり,今日どのような過程にあるか,そういうことを検討するためにこのシンポジウムを開くのであります。本日の演者として壇上にお見えになる3人の先生方は,今までこの社会医学研究会と直接には関係のなかった方々ですが,とくにお願いをして来ていただいたのであります。演者の先生方は医療担当者の側の方ではありませんが,今日のシンポジウムでは,演者のお話をおききして,それで問題についての知見を得るというにとどまらず,さらに医療を担当する側の立場から,皆さんの平素のお考えを述べていただいて,両者の見解をさらにすすめることができたなら幸いであると思っております。
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