特集 退院後の産褥指導
母子保健センターと褥婦の利用状況など
八木 文子
1
1静岡母子保健総合センター
pp.45-47
発行日 1973年1月1日
Published Date 1973/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611204463
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褥婦のためのセンターを設立
最近の世の中は都市へ人口が集中し,核家族化と共働き家庭が増加しています。そのため,医学の進歩にもかかわらず,住居や人手不足の問題などで母性の本質である妊娠・出産・育児には困難な環境になりつつあるという時代です。
こうしたなかで心身ともに健全な子どもを生み育てるには,どうしても妊娠から出産・育児までを総合的に行なえる施設の増加がのぞまれます。とくに,出産後のお母さんと赤ちゃんには十分な休養が必要ですし,育児についても多くのことを知り,自信をもって子どもを育てたいと願うお母さん方のために,県内の助産婦・看護婦・保健婦の団体が立上がり,静岡母子保健総合センターが誕生したわけです。
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