原著
山梨県有病地学童の年間に於ける日本住血吸虫卵保有状況について
大田 秀浄
1
,
佐藤 重房
1
,
秋山 澄雄
1
,
中山 茂
1
1山梨県立医学研究所
pp.107-109
発行日 1959年1月15日
Published Date 1959/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401202088
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
日本住血吸虫(日虫と略す)の人体の感染率は逐年減少し,塗沫法にては日虫卵の検出は極めて困難となり集卵法にて実施しても検出虫卵数は極めて少数となつた現状であるので,有病地学童の年間に於ける日虫卵の保有状況を詳細に知らんとして,有病地中巨摩郡某小学校学童,第3学年107名,第6学年81名の集団検便をMIFC変法による集卵法にて昭和31年2月より昭和32年1月まで毎月1回実施し,二,三の知見を得たので報告する。
Copyright © 1959, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.