研究報告
集団検診上喉頭粘液塗抹染色による結核菌検出の意義
菅野 寬一
1
,
斎藤 順一
2
,
佐久間 孝
1
,
舟木 文夫
1
1大阪回生病院内科
2大阪回生病院耳鼻咽喉科
pp.57-59
発行日 1956年3月15日
Published Date 1956/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401201661
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I.まえがき
昭和23年以来吾々は一会社(従業員約7,000名)の診療所(患者収容施設はない)に於て診療を担当し,併せて従業員の定期健診竝に健康管理を行つている。管理の重点である肺結核患者の健診には「レ」線撮影,血沈反応,検痰等の諸検査を行うと共に,患者の喉頭粘液塗抹染色による結核菌検索を併用して今日に至つて居るが,この検索の利用価値並に意義に就て一応の知見を得たので,茲に報告して諸賢の御批判を仰ぎたいと思う。
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