学会だより
—中毒学会談話会—「青酸中毒シンポヂウム」「一酸化炭素中毒シンポヂウム」
野村 茂
1
1労働科学研究所病理研究室
pp.15-17
発行日 1953年3月15日
Published Date 1953/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401201180
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戦後巷間に惡質な酒精飲料が氾濫し,メチル禍などという言葉が流布され,又,一方,戦後産業の復興と共に工業中毒への関心が高まりつゝあつた頃,幾人かの有志によつて発足した中毒学会談話会も,昭和23年3月に第1回の集りをもつてから,已に20回の会合を続けてきている。
公衆衞生,産業医学,薬理単,薬学,法医学,農学,工学等の各分野の同学の士が,形式にとらわれずに打解けた討論を交すことを念願として生れた本会のユニークな雰囲気は,この間に,夫々他の分野からの知識の吸収に,又会員相互の共同研究に,己に少なからぬ実蹟を示してきている。
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