研究報告
農村における糞便處理と蛔虫及鈎虫感染—宮崎市本郷南方の調査
水島 治夫
1
,
山下 正文
1
1九大衞生學教室
pp.30-32
発行日 1952年4月15日
Published Date 1952/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401201025
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(本研究は文部省科學研究費の補助による)
宮崎市本郷南方は,市内にあるが,靑島線に沿うた純農村である。この村は自家の糞便を,そのまま肥料とすることなく,厩肥,わら,草などにまぜて堆肥を作り,それを肥料とする風習がある。(本誌第10巻第1號,43頁參照)。しかし全農家が殘らず糞便を堆肥にするというのではなく,堆肥舎がなく露天堆肥を作るもの「肥し溜」に一時貯溜しておいて施肥するもの,中には便所から直接施肥するものなどがある。
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