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看護内容の改善特に人の教育に就いて
Improving the Quality of Medical Care; The Training of Personnel
Thomas D. Dublin
1
1New York國尼保健評議會
pp.54-60
発行日 1950年1月15日
Published Date 1950/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401200574
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「看護(Medical Care)」とは從來否本日でも一部の者は「醫師の奉仕(Services of a Physicisn)」と同義に考えている。然しながら近時豫防,診斷,治療,厚生等各醫學分野の發達が廣範圍となるにつれその意義も變化して來た。その1例として病院看護の問題をとり上げて數年前或る有名な臨床家であり醫學教育者が發表したことを紹介してみよう。彼は2人の同一疾患,同一經過の患者が同一病院で1908年と1938年に看護を受けた例を對比している,第1例(1908年)の患者2頁半の診療録によれば2週間の入院中主として手當を受けたのは醫師2名と一病理細菌專問家計3名のみであつた。第2例は約30年後同様心臟病疾患で19週入院していたものであるがその29頁の診療録によれば手當を受けたのは普通醫師10名,專問醫師14名技術者等計32名の多數であつた。勿論之れは病院常在の人達ばかりではないが本日の看護には如何に多數を必要とするかがわかる。最近Franz Goldmannは「看護」とは全保健業務に手傳はる者,全病醫院,その他健康の最善を計り,疾病を豫防し,疾病に關係ある不具,經濟不安等の輕減に必要な機關に關係ある全人員の奉仕を包含するものであると述べている。
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