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人に於ける牛結核に就て/補髄結合反慮上より觀たる發疹チフス及び發疹熱リケツチア群の血清學的關係に就いて
蘆原
pp.166-169
発行日 1947年8月25日
Published Date 1947/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401200175
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1902年に人類よりRavenelが最初に牛結核菌を分離してから,Griffith,Jensen,Lange,Hedvall,等によつて研究が進められて肺結核,淋巴腺結核,急性粟粒結核,結核性腦膜炎,濕性肋膜炎腹膜炎,骨關節炎,等を起すと云ふ事が現に立證された今日,又たHedvallの報告によれば牛結核は家畜より人に,人より家畜の接觸と牛乳により感染すると云ふ事も確認された現在の牛結核菌に對する被害の豫防は重要である。
今日の米國に於ては米國獸醫界が牛結核豫防と治療に勵んだので,牛結核に感染せる家畜は,総頭類の0.2%に近接しつゝあつて公衆衞生上喜ぶべき状態にある。
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