視点
学校におけるフッ化物応用にみる保健所長のリーダーシップ
瀧口 俊一
1
1宮崎県福祉保健部健康増進課
pp.730-731
発行日 2014年11月15日
Published Date 2014/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401200001
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むし歯予防方法の優先順位
「健康日本21」の歯科分野の目標の一つに,「12歳児一人平均むし歯数1.0未満」がある.宮崎県の健康づくり計画である「健康みやざき行動計画21(第2次)」においても,国と同じ目標を設定している.現状(2012年度)は,宮崎県のむし歯数は1.4で全国平均1.1を上回り,数年前の2.29よりは改善されてきたが,まだむし歯の多い県の一角を占めている.
九州の中で,めざましい改善をしている佐賀県は積極的にフッ化物応用に取り組み,2005年度には宮崎県と同程度の2.16であったのが2011年度には1.0を達成し,2012年度には0.8と約3分の1まで減少させる成果を上げている.そして2013年度にはすべての小学校におけるフッ化物洗口を達成した.
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