連載 公衆衛生Up-To-Date・18
[結核予防会結核研究所発信・その2]
世界の結核問題の現状と今後の戦略
山田 紀男
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1公益財団法人結核予防会結核研究所国際協力・結核国際情報センター
pp.492-495
発行日 2014年7月15日
Published Date 2014/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401103056
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2015年はミレニアム開発目標(Millennium Development Goals;MDGs)年であり,ポスト2015年世界結核戦略が策定中である.2012年のWorld Health Assembly(WHA)で,世界保健機関(WHO)がポスト2015年戦略とその目標を作成することが勧告され,2012年6月のWHO戦略的技術諮問委員会(STAG)を皮切りに,その内容が国際会議等で検討されてきている.2015年以降の結核対策に関する決議案は5月のWHAで討議されることになっている.
この原稿作成時点(2014年4月30日)はWHA前であるが,本稿では今までに公開討議されてきた戦略草案の概略と結核問題の課題を紹介したい.
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