活動レポート
発展途上国と熊本の人材育成に関するネットワークづくり―国立病院機構熊本医療センターの取り組み
武本 重毅
1,2
,
Ratiorn Pornkuna
2
,
杉 和洋
3
,
芳賀 克夫
2,4
,
河野 文夫
5
Ratiorn Pornkuna
2
1国立病院機構熊本医療センター臨床検査科
2熊本大学大学院医学教育部臨床国際協力学分野
3国立病院機構熊本医療センター消化器内科部
4国立病院機構熊本医療センター臨床研究部
5国立病院機構熊本医療センター
pp.865-868
発行日 2013年10月15日
Published Date 2013/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401102869
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はじめに
世界情勢が刻々と変化し,物,経済,情報などのグローバル化が進む中,そのバランスを保ち発展の鍵を握るのは人的資源である.国立病院機構熊本医療センターでは,1980年代半ばから始めた国際医療協力を通じ,特に医療分野において世界的な舞台で活躍できるような人物を育てる手伝いを続けてきた.その2本の柱が,25年前より本センターが行っている厚生労働省所管JICA(独立行政法人国際協力機構)集団研修,そして本センターが独自に始めた,本センターとタイのコンケン病院との国立病院レベルでの国際協力である.本センターがサポートしてきた世界各国からの研修員と,日本の地方都市熊本の国際交流を志す者との間でネットワークを形成し,力を合わせて感染症と闘い高齢化対策を考える時代がくるかもしれない.
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