特集 健康危機兆候のモニタリング
健康危機兆候の早期把握の重要性と今後の対応―公衆衛生モニタリング・レポート委員会の活動から
原田 規章
1,2
1山口大学大学院医学系研究科環境保健医学分野
2日本公衆衛生学会公衆衛生モニタリング・レポート委員会
pp.510-514
発行日 2011年7月15日
Published Date 2011/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401102153
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社会の変化に伴って発生する様々な健康リスクは早期に把握されることは少なく,健康影響が発生してからも社会的対応は遅れることが多い.既知ではあるが未解決の健康リスク,新たに発生しつつある健康リスク,さらに将来の潜在的な健康リスクをモニタリング,アセスメントし,その対策の方向性を含めて先見的にレポートすることは,人々の健康を維持し向上させるために重要である.
本稿では,日本公衆衛生学会に設けられた「公衆衛生モニタリング・レポート委員会」の活動と課題を中心に述べる.
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