特集 救急医療を救う
ドクターヘリの導入による救急医療の変化と今後の展望
益子 邦洋
1
,
松本 尚
1
,
原 義明
1
,
林田 和之
1
,
金丸 勝弘
1
,
佐々木 隆司
1
,
斎藤 伸行
1
,
八木 貴典
1
,
鉄 慎一郎
1
,
飯田 浩章
1
,
上西 蔵人
1
,
増田 幸子
1
,
本村 友一
1
,
瀬尾 卓生
1
1日本医科大学千葉北総病院 救命救急センター
pp.1018-1023
発行日 2010年12月15日
Published Date 2010/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401101974
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はじめに
全国各地で救急医療の崩壊が声高に叫ばれている時代背景を受け,“攻めの救急医療”を実現するドクターヘリが,今,注目されている.21世紀における救命救急の切り札として登場したドクターヘリは,現在23機が活発に活動しており,全国を網羅するドクターヘリ体制も夢物語でなくなった.
2008年7~9月,2010年1~3月にテレビドラマ「コード・ブルー」が全国放映され,高視聴率を獲得したこともあり,ドクターヘリへの国民の理解と期待も急速に高まっている.
そこで本稿では,救急医療を救う視点からドクターヘリに焦点を当て,ドクターヘリの現状,ドクターヘリ導入による救急医療の変化,今後の展望について述べる.
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