連載 リレー連載・列島ランナー・2
保健所支援~健康危機管理・IT活用をキーワードとして
岸本 益実
1
1広島県備北地域保健所
pp.366-369
発行日 2009年5月15日
Published Date 2009/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401101559
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はじめに
北海道の荒田吉彦先生よりリレー執筆のバトンを渡された.
筆者は1994年から広島県の保健所等に勤務してきた.2007年に現所属配属となり,現在(2009年2月)に至っている.最近は,全国規模の健康危機管理事例が頻発しており,保健所の現場でも対応に追われている.中国産冷凍ギョウザの問題,微量採血用穿刺器具の問題,新型インフルエンザへの備えなど,最新の情報を共有しながら,迅速な対応が求められる案件に事欠かない.このような状況の中で,関係者のネットワークを強化し,効率的で迅速な仕事ができるように,少しでも寄与できることはないか,と考えている.
平成17年度から,全国保健所長会の理事となり,会の仕事や研究班,研修会などに参画し,様々な経験をさせていただいている.平成20年度からは広報担当理事となり,全国保健所長会のホームページの管理などを担当している.全国保健所長会のホームページアドレスは「http://www.phcd.jp」である.健康危機管理関連情報はもちろん,理事会,委員会,研究班,各地の活動報告など掲載し,全国保健所長会の活動を周知している.ホームページアクセス数は,この1~2年で飛躍的に増加した.全国の保健所関係者の皆様には,日頃からのホームページ運営へのご協力に感謝申し上げ,今後一層のご協力をお願いしたい.
本稿では保健所支援・健康危機管理・IT活用等の観点から,最近筆者が関与した研究班活動を紹介する.
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