資料
生活習慣病患者における定期および定期外受診の分析―医療費評価基礎資料
小川 裕
1
1しろにし診療所
pp.159-162
発行日 2009年2月15日
Published Date 2009/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401101507
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近年,ハイリスクアプローチとしての保健事業やモデル事業に関する評価の重要性が再認識され,事業評価に関する報告が蓄積されつつある.しかし,その多くは評価の指標として身体的データ(健康状態)を用いたものであり,医療費を評価指標として事業の明確な効果を示した報告は少ない1~4).その要因の1つは,事業の効果が医療費の減少として捉えられにくいことにあると考えられる.
本研究の目的は,慢性疾患患者を対象に主病と主病以外の疾患による受診(受療)状況について検討し,事業の効果が医療費の減少として把握されにくい要因の一端を明らかにすること,ならびに主病に対する処方内容の変更状況を検討し,事業による医療費節減の可能性について検討することである.
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