特別寄稿
そもそも憲法とは―存在意義と最も重要な価値
伊藤 真
1,2,3
1法学館
2伊藤塾
3法学館憲法研究所
pp.38-41
発行日 2008年1月15日
Published Date 2008/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401101232
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安倍前総理在任中に憲法改正のための手続を定める国民投票法が成立しました.皆さんにとって憲法は少し縁遠いものかもしれませんが,憲法改正について,最終的に「イエス」か「ノー」の判断を下すのは主権者である私たち国民です.そのためにも,私たちは,憲法の何たるかを知り,今,自民党が考えている憲法改正がどのような結果をもたらすのかを真剣に考えなければなりません.
本稿では,「そもそも憲法とはどういうものなのか」「憲法と法律の違い」「わが国の憲法が最も重要にしている価値」などにつき,簡単に説明してみたいと思います.憲法改正問題を考える一助にしていただければ幸いです.
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