連載 衛生行政キーワード・32
公衆衛生と成育医療―少子化対策のために
佐々木 昌弘
1,2
1前国立成育医療センター政策医療企画課
2現・厚生労働省食品安全部企画情報課
pp.520-521
発行日 2007年6月15日
Published Date 2007/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401101091
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少子化をめぐるわが国の動きは,官民さまざまな立場から原因について語られ,対策が講じられ,成果について議論されているところである.
報道等で最も使われている少子化の指標は,合計特殊出生率であり,直近の数値である平成17年は1.26を記録した.
少子化対策は,様々な要因が複雑に絡み,かつ個別性が強いため,効果測定が極めて困難ではあるが,解決すべき課題であることは間違いないことであり,これを機に,政府の動き全般を紹介するとともに,公衆衛生,成育医療における少子化対策についても言及したい.
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