連載 いのちのプリズム・2
母なる海
宮崎 雅子
pp.371
発行日 2007年5月15日
Published Date 2007/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401101056
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朝焼けの海を背に,妊婦さんの撮影を行った.
静かに波が打ち寄せる砂浜には,私たち以外誰もいない.
空は青紫色からしだいに薄紅色に変わり,優しい光が海面に降り注ぐ.
臨月まじかの大きなお腹は,まあるくて,地球のかたちを連想させる.
いのちを育む女性のからだは,なんと豊かで,エネルギーに溢れているのだろう.
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